『遠くの戦争は買い』


 

『遠くの戦争は買い』

 2022年2月15日現在、株式市場で資源高を背景に「複合株安リスク」が警戒されている。14日にニューヨーク原油先物が一時約7年4ヶ月ぶり高値の1バレル94.94 ドルまで上昇した。これを受けて、東京株式市場ではInpex 等の石油銘柄の上昇が目立ったものの、幅広い銘柄が売られた。ウクライナ情勢の緊迫を理由に、原油相場の一段高を予想する声も多い。原油相場の影響による物価の上昇は企業業績を圧迫する上、金融引き締めが早まる負の連鎖に市場は気を揉んでいる。


 アメリカの労働省が2月10日に発表した1月の米消費者物価指数 (CPI) は前年同月比で7.5% 上昇して、およそ40年ぶりの高い伸びを記録した。インフレの抑制に米連邦準備制度理事会 (FRB) が金融引き締めを急ぐのではないかとの見方から、米長期金利は前週、2019 年8月以来となる2% 台に上昇した。


 「原油高が金利の上昇を生む『負の連鎖』を警戒しなければならない」と国内証券アナリストは語っている。また原油高は企業業績にも悪影響を及ぼす。「日本企業は海外に比べて原油高コストの転換力が弱い。一部エネルギー企業を除いてコスト高による利益率の悪化に繋がりやすい」との指摘もある。


 『遠くの戦争は買い』株式市場の相場格言は地政学的リスクの高まりを押し目買いの好機とする考えを教えている。


 ただ現状は、ウクライナ情勢が原油高を招き、巡り巡ってFRB の金融政策に悪影響を与える可能性があるのも事実である。今後の株式市場を見る上で重要なポイントになるであるう。


コメント

  1. 私も株式投資しているのですが、今回のウクライナ事情は非常に気になってます。どっちに転んでもロシアの明るい未来は見えてこないですね。

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  2. 今回のウクライナ危機は、政治的な意図が色々と絡んで複雑ですね。お互いに戦争などする気もないのに、牽制し合ってロシアの世界的な地位を下げようとしている感じも興味深いかな。大人のイジメみたいで、ロシアが可愛そうな気もしますが……

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  3. 勉強になりましたね。

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