~働くメンバー達は平等ではない~
お店では「店長が~をひいきにしている」「~だけ待遇が違う」「~だけ希望通りのシフトを組んでもらっている」等といった事で不平不満を言うメンバー達もいる増えているようである。
しかしながら、これはプロの世界においては当然の事であります。このような不平不満に耳を傾けて、「メンバー全員平等に接しよう」、「みんなで仲良く楽しく働けるチームを築こう」などと考えているような店舗や会社は、長続きはしないであろう。お店は学生のサークルや部活動の集まりではない。利益を追求するプロの集団である。多少厳しい言い方になるが、ビジネスとして成り立たなければ、つまり利益が出ていなければ、お店の存在意義そのものがなくなる。何故なら、利益が出ていないという事はお客様のサポートを得ていないという事であるからだ。もっと厳しく言えば、社会に受け入れられていない、という事になるからである。
「利益が出ていない」=「お客様の支持を得ていない」という事を、もっと真剣に捉えるべきである。外食産業界が「何の知識がなくても少額の資金さえあれば誰でも参入できる」とか「97%が3年以内に倒産するアマチュアの世界」などと言われ続けているのは、このへんのプロ意識が足りないからではないだろうか?「働くメンバー達の大半が学生などの若いアルバイトであるから」という事は単なる言い訳に過ぎない。「学生はまだ若いからプロ意識を教えるのには、まだ早すぎる」とか、「アルバイトにそんな厳しいことを言ったらすぐに辞めてしまう」などというのも、単なる妄想に過ぎない。
決してそんな事はない。部活動を経験した学生であれば、自分の力が足りなければチームのレギュラーメンバーやスタメンから外されるといった経験は誰でもしているはずである。また、周囲の支持が得られなければクラスの委員会や、人をまとめるような地位に選ばれないといった事も、当然経験しているし理解している。
お給料を頂く職場であるならば、なおさら当然の事であろう。仕事のできる優秀なメンバーであれば、より給料が高いのは当然であるし、お客様受けの良いメンバーであれば、より多くのシフトを得る事ができるのも当然であろう。
この時に重要になってくるのが、店長や経営者の「一貫した意思表示」である。「会社は、皆様をプロとして接するので、仕事の力量において区別します。皆様と平等には接しません。よりお客様のために仕事のできるメンバー、よりチームのために働き、その労力を利益に結び付けられるメンバーを優遇します。」等といった事を、はっきりと、そして明確に全てのメンバー達に伝える事が重要になってきます。これにより、メンバー達は自分たちの目指すべき道がはっきりと見えてきますし、より正しい方向にエネルギーを注げるようになるでしょう。また、このような環境にはついて行けないメンバー達は、早い時期に自ら去っていくでしょう。
しかし人間は誰しも、成長したい、自分の能力を向上させたい、自分のことを他人に認めてもらいたい、という欲求を持っているので、最初に、「外食産業界はプロの人材を育てる業界である」また「自分達が楽しむためには、まずはお客様の支持を得て利益を追求することが必要であるんだ」という事を、メンバー達に教え込むことが出来れば、プロ意識を持ったメンバー達が育ってゆく可能性が、格段に高まるであろう。
著書『世界一のレストラン』より抜粋
コレは頷ける。確かにアルバイトの時点からこのような教育は必要。アルバイトでも優秀な人材はいるし、社員になっていくケースも珍しくない。
返信削除様々な業界での新入社員教育にも通じる事ですね。最近は《親切丁寧》ばかりで、嫌われないように教育をしている企業が多い気がします。締めるとこは締める。大切ですね。
返信削除新入社員教育の時点から、長期的な計画のもと、プロフェッショナルとして育成するのは確かに効率的ですね。職種や希望する部署などは異なっても、仕事に対する考え方や理念は共通するので、良いと思いました。
返信削除アルバイトも賃金を頂いていればプロフェッショナルとして育成されるべきですね
返信削除